菓子店舗詳細

店舗情報

凮月堂

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 昭和6年、当時千葉県内で一番目か二番目に洋食を提供したというモダンな食堂があったことでも知られる興風会館の前で甘味喫茶を開店したのをルーツに、野田市で3代続いている和菓子屋さん。初代の三郎さんは東京の凮月堂で工場長を務められていた方で、帰郷して独立する際に「凮月堂」の暖簾を分けていただいたそうです。3代目の真也さんはお菓子づくりと並行して、講演や職場体験教室といった地域の学校行事にも積極的に取り組み、地域に貢献できるお店づくりを実践しています。
業種
和洋菓子
店舗名
凮月堂(ふうげつどう)[ 有限会社 凮月堂 ]
所在地
〒278-0037千葉県野田市野田276
電話番号
04-7122-2550
ファックス番号
04-7124-8101
販売責任者
小沢 真也

商品情報(1)

こだわりの逸品

野田カステラ 風紫

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 お醤油が入っているカステラなのですが、お醤油は地元産のものを2種類ブレンドしています。また卵は、昆布や貝類が混じったエサを食べている鶏のものを使っています。黄身の色が濃く、黄身にほんのちょっと塩気があり、お醤油とマッチすることから卵はこれ!と決めています。(1本1,300円)1個(本)あたりのお値段:1300円(税込)

こだわりの技

 すべて自社工場にて手づくりで製造しています。醤油の味付けに関しましては、あらかじめブレンドしたシロップを作っておきカステラに含ませています。

商品開発ストーリー

 平成8年、野田のミニコミ誌で何か新しい野田の名物を作ろうという企画を行った際、400通近い応募があったなかで、いちばん多かったのが醤油カステラだったのです。当店は先代のころからカステラがよく売れていたこともあって、よし!じゃあやってみようと思ったのがきっかけです。当初はカステラにお醤油を混ぜればいいだろうぐらいに考えていたのですが、カステラに使う卵とお醤油に使われている大豆の相性の問題で、試作品を作ってみたところふわっとしたものではなく醤油餅のような薄っぺらいカステラになってしまいました。
 その後、いろいろと試行錯誤を繰り返し、この問題は解決できたのですが自分自身いまひとつ納得がいかず、カステラの権威といわれている九州の先生に手紙を書き教えを請うたところ「ありとあらゆる醤油を集めて、こちらへ来なさい」というご連絡がありまして、朝一番の飛行機で九州に向かい先生と一緒に研究を重ねました。結果、なんとか満足のいくものができて帰ってきたのですが、さらにもうひと工夫加えたいと思いまして、卵を変えましたところついにこれだ!!と納得のいくものが完成し、商品化にこぎつけました。
 商品名につきましては、野田にはじめて来られた方がよくお醤油の匂いがするとおっしゃられることから、お醤油の代名詞である紫+お醤油の香り漂う野田の風というイメージで、風紫(かざむらさき)と名づけました。

オリジナルテーマ

お菓子に対する思い

 食べて美味しいといっていただけるのが、やはり一番うれしいです。よく「土産物にうまい物なし」といわれますが、私は食べて美味しくなければ野田銘菓としても定着しないと考えていましたので、材料にはものすごくこだわりました。おかげさまで風紫は多くのお客さまに支持される商品となりましたが、だからといって事業を拡張して製造数を増やすということは考えていません。スケールよりもスタンスを大切に、お店を愛してくださっているお客さまを第一に考え、これからも商売を行っていこうと考えています。

お客様からの声(評価)

 野田土産として買われていくことが多いのですが、よくお客さまに日本茶に合うカステラだといわれます。以前、メディアで紹介されたときは全国から問い合わせが殺到し、なにぶん手づくりなもので製造が追いつかず、1か月ぐらいお待ちいただいたこともありました。あと近くのキッコーマンさんの工場に「もの知りしょうゆ館」というミュージアムがあり、そこで風紫が売られているのですが、お土産で買って帰って食べたところとても美味しかったので人にもあげたいから送ってほしいというお客さまも多く、大変感激しています。

安全性について

 たとえば家を建ててもらうのに、大工さんのことを疑っていたら任せられませんよね。お菓子づくりに関しても同じことがいえると思うのですが、でもお客さまサイドからすれば現代はそういうことを疑わなければならない時代になってしまっていると思います。「誠実に敵なく、創意に限りなし、自己啓発に努力し続けよう」が当店の経営理念です。この言葉は私が菓子屋を継ぐことを決めた23歳のとき、先代の凮月堂協会の会長さんからいただいたもので、この言葉を通して「まず誠実であることが商売では何より大切だ」ということを教わったのですが、食の安全性に関しましてもその姿勢で臨んでいます。

おすすめの菓子店のご紹介

 柏市にある「ふくしま家」さんです。高名なお茶の先生などをお客さまに生菓子をとことん追究しているお店で、私自身お邪魔するたびに刺激を受けています。